| (屋根瓦の被害: 小 ) 瓦が少しズレたり、細かい欠片が落ちている程度の被害。 |
細かな漆喰(しっくい)の崩れや「がんぶり」「のしがわら」のズレ、欠け、外れは、シリコンコーキング(シーラント)で応急処置が可能です。
シリコンコーキングは、主にタイルや水まわりに使われる材料ですが、充てん後はゴム状に固まり、適度な接着性と弾力性があり、
ズレたかわらの固定や補修にも適しています。カートリッジガンと併用して、片手でスピーディーに充てんできることも利点です。 |
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シリコンシーラントは、カートリッジにはめ込んで、鉄砲を撃つような感覚で簡単にシーラントを流し込むことができます。
(使用時は、写真のようにキャップを外してアルミの膜をカッターなどで切って使用してください。)
シリコンシーラントは、開けて数十分ほどで硬化が始まりますが、充てんしてすぐならヘラなどで馴らしながら塗りこむことも可能です。
一度開けて空気に触れると、テープなどでフタをしても硬化が進みますので、極力1本まるごと使い切るようにしてください。


◆屋根に上る前に、布やキッチンペーパーを数枚ポケットに入れておくと、手に付いたシーラントなどを拭き取るのに便利です。
(ティッシュペーパーだとすぐに破れてしまったりするので、厚手のキッチンペーパーが最適です。)
◆カートリッジのアルミ膜を切る時は、キャップの先端で破るとキャップが汚れて滑り易くなるので、極力カッターで切ることをお勧めします。
◆瓦がズレてしまう箇所は、写真のようにテープなどで仮止めしてからシーラントを塗り、固まってからテープ剥がすとしっかり固定できます。


◆屋根の上などの気温が高い所では、シーラントの硬化が早くなりますので硬化の様子を見ながら素早く作業して下さい。
◆硬化する前のシリコンシーラントが手に付くと滑りやすくなるので、手に付いた場合はキッチンペーパーなどでしっかり拭き取って下さい。
屋根の歩く部分の瓦には、シーラントが付かないように気をつけてください。滑って落下の原因となり危険です。 |
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| (屋根瓦の被害: 中 ) 瓦が複数外れ、漆喰(しっくい)が剥がれ落ちている。 |
漆喰(しっくい)の落ち具合や、その中の泥の流出具合によっても異なりますが、新しい漆喰を塗り直すか
シリコンシーラントで補強することで、漆喰の破損や瓦の落下などの二次的災害を未然に防ぐことも可能です。 |
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漆喰(しっくい)には、吸湿性・通気性もあるため、完全にシーラントで塞いでしまうよりは、写真のように網目状にシーラントを塗ったほうが、
補強・吸湿・通気性共に優れたものになります。結果的にシーラントの量を節約して補修することができます。
さらに、シリコンシーラントで補強した上から漆喰(しっくい)を塗ると、強度が倍増します。
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| ■漆喰(しっくい)で補修 |
| 漆喰を使って補修する場合は、天気の良い日(できれば後の2〜3日も天気が良い日)を選び、手順良く作業してください。 |
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漆喰の種類は様々ですが、練習用としては、4kg程度の小さめの袋を購入してください。(新接着剤が混合されているものがベスト)
使う量に合わせて、粉を混ぜる容器を用意し、水も適量(袋に書かれた割合で)用意してください。
1) 適量の粉を容器に入れ、水を回し入れます。(このときまだ混ぜない!)そのまま2〜3分放置してから丁寧に混ぜます。
2) ホイップクリームよりも少し硬めくらいになるまで、水や粉を微調整しながら均等に混ぜ合わせます。
3) 屋根に上って、混ぜたしっくいが乾燥する前に(焦らず安全第一で)塗ってください。 |
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「がんぶり」と「鬼瓦」の境い目などを埋める場合は、隙間が大きな部分は回数を分けて少しずつ隙間を埋めていきます。(↑写真参照)

◆ヘラは、業者が使うような一般的なヘラ(コテ)もありますが、混ぜたり細かな部分を塗る時には、小さめのヘラが使いやすくて役立ちます。
◆写真のように、シーラントを網目状に塗って補修した箇所に、重ねて漆喰(しっくい)を塗りこむことで強度と通気性を両立して補修できます。
◆漆喰(しっくい)は乾燥すると大きく肉痩せしてヒビ割れしますので、日にちを空けて同じ場所に何度も塗りこんで強度をつけてください。


◆漆喰の粉は非常にサラサラしていますので、袋から一気に流れ出ます。出しすぎて吸い込んだりしないように注意して下さい。
◆漆喰の粉に水を混ぜる時も、ふいに粉や水が跳ねる場合があります。目に入らないよう十分に注意してください。 |
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| (屋根瓦の被害: 大 ) 瓦が多数外れて落ち、雨漏りなども発生している。 |
瓦の特に「がんぶり」部分が崩れ落ちている場合は、雨漏りに直結しますので、ブルーシートをかぶせてとりあえず雨漏りを凌いでいる家を
よく見かけます。業者が数ヶ月待ちであったり、金額的な面で業者への補修依頼を躊躇している家もあるようです。
ですが、ブルーシートはあくまでも一時的な対策で、すぐに劣化して雨が入ってしまったり、風で飛んでしまったりと、長持ちはしません。
屋根や瓦の被害が大きい場合は、出来る限り早く業者への補修依頼をお勧めします。
そして同時に家の基礎や骨組み、軒樋や竪樋のチェックも行ってください。(家全体にもダメージがある可能性が高いからです。)


自治体によっては雨よけのブルーシート等を貸し出ししている地域もありますので、市役所、役場などに問い合わせてみてください。
被災した屋根の写真を持って行き、罹災申請をすることで、それらのサポートを受けることができる場合があります。


ブルーシートや砂袋を応急処置としてつける時は、周りの瓦や土台が崩れやすくなっている場合がありますので足もとに十分に注意し、
自分の登る箇所に崩れや割れがないかチェックしてから作業してください。崩れた漆喰の欠片や土も、滑りの原因となります。 |
※上記被害の分類「被害:小、中、大」は、あくまでもこのサイトでの分類です。地震保険や罹災の申告等との関係性はありません。
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